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室蘭やきとり


★「室蘭やきとり」とは?

「豚肉」の間に「たまねぎ」を挟んだ串焼きを「洋がらし」をつけて食べる。
この3点セットで「室蘭やきとり」となります。

「焼き鳥」は鶏肉とネギの「ねぎま」が一般的だけども、「焼き鳥」との区別をするためにも
漢字を使わずひらがなで「やきとり」という固有名詞として表現にするのが正しいです。

「焼き鳥」なのに豚を焼いてたら変だもんね。それは「焼き豚(とん)」でしょ?ってなるからね。
会話の中ではどうしても、聞いてる人には「焼き鳥」として認識されてしまうので
「鳥なのに豚?どういうこと?」って室蘭以外の人からすると理解できない「やきとり」ですが・・・
「室蘭では豚なの!そういうものなの!」という何ともトンチンカンなやり取りができるのも「室蘭やきとり」の愛すべき名前だと思います。

改めて書きます。
室蘭の「やきとり」は豚なんです。(ひらがなで表現するのがポイントですからね)

★なぜ「豚肉」なの?

昔(日中戦争の頃)、食糧増産と軍靴に使う皮のため、軍の奨励で農家が豚を飼うようになったそうです。
そして、豚の皮と肉以外は食べてもよいことになり、屋台などで豚の内臓(モツ)が売られるようになりました。そして、屋台で豚のモツや野鳥を串焼きにして食べていたことが、現在の“やきとり”の語源の由来ともいわれています。

戦後、食糧事情の悪いなか手に入りやすい豚肉が労働者の貴重なエネルギー源となり、今に定着しているらしいです。今でも野鳥を出しているお店もあるらしいですよ。

★なぜ「たまねぎ」なの?

「豚肉との相性が良い」というのが一般的な理由だけれども、単純に「安くて1個でたくさん使えるから」というのがシンプルで分かりやすい理由かもしれませんね。

★なぜ「洋がらし」なの?

わかりませんw
「おでん」や「とんかつ」添えられている洋がらしをやきとりに付けて食べたら美味しかった。
という説があるそうですが、真偽の程はわかりません^^;
甘辛なやきとりのタレに、ピリっと鼻に抜ける洋がらしの辛さが、やきとり(豚)の旨味を引き出してくれる。
すばらしい脇役です。

★鶏が食べたいときは?

「やきとり」といって注文すると100%豚肉が出てきます。
これを「豚精肉」と呼びます。「ぶたせい」で通じます。
純粋に鶏肉の「焼き鳥」を食べたいときは、「鳥精肉」と言いましょう。「とりせい」で通じます。
お店によっては鶏肉は「かしわ」と呼ぶところもありますけど、「とりせい」「かしわ」両方通じます。
そう言って注文しても通じないお店があった場合は・・・室蘭でありながらも「室蘭やきとり」にあらず!
貴方がお店の人に教えてあげましょう!

<室蘭やきとりのルーツを調べた参考サイト>
全国やきとり協議会
室蘭市HP「室蘭のやきとりを探る」

▼今まで私が食べた「室蘭やきとり」

  ・わたべ
豚精肉タレ

  ・一平(中島本店)
豚精肉(タレ)

  ・一平(中島本店)
豚精肉(塩)

  ・浜勝
やきとり(鳥精肉+豚精肉)

  ・仕屋
豚精肉&鳥皮

  ・まんまる
豚の精肉(タレ)

  ・わたべ
やきとり(右が鳥精 左が豚精)

  ・哲屋(中島店)
豚精肉、トントロ (塩)

  ・恵比寿屋
焼き鳥(左から豚串、鳥串、レバー)

  ・一平(學亭)
豚精肉(タレ)

 ・一平(工大前店)
豚精(タレ)

  ・わたべ
豚精肉

  ・味鳥(中央店)
豚精(たれ)

  ・馨心(けいしん)
豚精肉

  ・鳥辰(本店)
豚精肉

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