唐突ですがプロレスです。
子供の頃から大のファンで「全日」も「新日」も毎週テレビ放映で見ておりました。
手動幼少の頃は北海道にはテレ東系(当時東京12Ch)の放送局がなく、
さすがに「国際」までは見ることはできませんでしたが、とにかく中継は欠かさず見てましたっけ。
で。
馬場か!?猪木か!?
的な分かりやすい永遠のテーマ?は、幼少の手動でもわかるくらいに厳然と存在していて
両団体の放映が醸すその雰囲気に明確な対立軸を感じたりしたもんですわ。
ええ。
「全日」の記憶。
確か土曜の夜(20時とか?)の放送だったと思います。
馬場、鶴田、デストロイヤー、ファンク兄弟、ブッチャー、大木金太郎、マスカラス、etc。
長きにわたりNWA王者に君臨していたハリー・レイスもたまに出たり
(でもなかなかタイトルは移動しないんだけど)、
ニックボック・ウィンクルやらビル・ロビンソン等のAWA系の選手も出てたりとか。
(バーン・ガニア自らもたまに試合に出てた気がします)
とにかく外国人選手がえらく豪華でした。
子供心に世界タッグリーグ戦?(※)なんかは楽しみで、
中でもファンク兄弟VSブッチャー/シーク組の対決には本当に本当に興奮したもんです。
※
後で調べたら1977年暮に開催された世界オープンタッグ選手権という大会だったようで
翌年から世界最強タッグ決定リーグ戦に改称されたんだそうです
にしても今思えば凄いよね。フォークで腕を突いちゃったりとか。
そう。そういえば全日、新日、あとは全女?なんかは
毎年近所の体育館(室蘭市体育館。まだ宮の森にあるんでしょうか?)に来てたのですが、
全日は幼稚園かそこらのころに連れてってもらったことがあって、
手動幼児はなぜだかリングサイドにいたりしたのです。
そこへ選手入場でデストロイヤーが歩いてきたんだけど、
なぜか彼は私に目を留め(そして英語でぶつぶつ言いながら)私の頭を撫でてくれたんすよね。。。
別に怖くも嬉しくも思わなかった(?)けどその瞬間のことはよく覚えてます。
(その後バラエティを中心に活躍する彼ですが、こんなこともあってか
「噂のチャンネル」が大好きだったのはそのせいかも)
と、そうこうしてたらいつしか放送は土曜の深夜?に移ってしまったと思うんだけど。。。
なので長州(ジャパンプロレス)の合流や、その後の三沢を中心とする四天王時代?
もいまひとつ印象が薄くて。そうこうしてたらプロレスそのものへの興味も失せて・・・
「新日」の記憶。
こちらは金曜の夜(やはり20時?)だったと思います。
猪木、坂口、山本小鉄・星野勘太郎のヤマハ・ブラザーズ、なぜかストロング小林も好きでした。
彼は国際を退団し当時では掟破りだった他団体への挑戦をしてきたんでしたっけ。(結果は猪木が勝つんだけど)
そして忘れちゃいけないのが藤波の帰国。あの研ぎ澄まされた彫刻の如き肉体美は本当に美しかったです。
ジュニアヘビーという枠が十分に見応えのあるカテゴリーなのだと示した第一人者でした。
もちろんそれに続いてのタイガーマスク(佐山)は、もうほんとに異次元のそれでただただ溜息の連続。
で、やはりそうこうしてたらIWGPを立ち上げた頃くらいからタイガーの引退やら、
全日との外人引き抜き合戦等もあっていつしか興ざめしていた・・・ってな感じ。
ってな感じでこっちは日本人のタレントが際立ってた気がしますね。
もちろん外人だってタイガー・ジェットシンやら後年のスタン・ハンセン等すごいのはいたのですが
(アンドレ・ザジャイアントだってボブ・バックランドだって)
なんというか、こっちはたまに際物?みたいな人も来日してくれてそれも楽しみの一つだった気がします。
(例えばマクガイヤー・ブラザーズとか。。。ね)
なので、初期UWFへの流れ(前田や佐山や藤原)とか、闘魂三銃士の勃興時って
やはり印象が薄かったりします。
何にせよこの頃の新日。と言うか猪木は圧倒的過ぎて、新日のレギュラー中継以外でも
異種格闘技(アリやらかルスカやら、熊殺しのウィリーやら)がちょこちょこあって、
本当に長い間、惹きつけられたんだと思いますわ。
やはり私の中でのプロレスは「=猪木(ほぼ)」で、彼なくしての興味はなかっただろうと思います。
そうそう。もちろん新日は新日で、かなりの回数(宮の森の)体育館へ見に行きました!!
その後長く興味をもつこはなかったけれど。。。
高校生くらいにはもうほどんどプロレスって見てなかったと思うのですが、
クラスのプロレス好きが「前田だ!高田だ!」とやんややんや言ってたのはよく覚えております。
けれど。以降は何が何やらで見ることすらなかったのですが、そんな手動に再びプロレスの火をつけたのが
「小川直也VS橋本真也」じゃなかろうか。。。と思うのです。
ふとした拍子にこの二人の対戦をたまたま見て(既に何度目かの対戦で橋本が連敗中でしたが)
何だか妙に興奮。。。久々に「おもしれー!」って思っちゃった。んでしょうね。
とにかくそこからは橋本が大好きになって(負けた彼を見て好きになるって変なんだけど)
ノアへ一人で出向いたり(大森と試合した?)ゼロワンの旗揚げだったり、なんかもちょっと見てました。
って感じで、そんな頃からかわかりませんが、またちょくちょく見るようになって、
長州VS大仁田みたいな不思議な試合があったり・・・
もう時代は特定の団体ありき、みたいな状態じゃなから
・・・対象がどんどん広がって、ついに総合格闘技方面にも広がって。。。
だから、前田のリングスとか舟木のパンクラスみたいなのはそっちから・・・
厳密には桜庭VSグレイシーあたりから!?
・・・広がった感じで元々は競馬中継のGreenチャンネル見たさで契約したスカパーだったけど
気がついたらFIGHTING TV サムライ?にまで嵌っちゃって、
まぁ飽きもせず(当時既に30歳を過ぎたおっさんが)ずっとずっと見てたんすよねー。
プロレスを。
そして偶然にも、当時仕事の関係で付き合いのあった方に大のプロレス好きな人がいたりして
意気投合して両国国技館まで見に行ったり、毎年新年恒例の東京ドームへ行ったりと。。。
いやはや圧倒的に嵌ってしまった自分にびっくりでしたけれど。
でも面白かったですわ。ってかまさか東京でプロレス見るなんて夢にも思わなかったですけどね。
当時、全日には川田他数名が残ってただけなんだと思うけど(太陽ケアとか?)、
そのドームでは川田が初参戦して、確か佐々木健介と対戦したんじゃなかろうか。。。
話は変わって。
武藤敬司が全日へちょこちょこ出るようになって、結局移籍して社長になって。
このへんも少し見てたと思います。
ムタの頃とかよくは知らなかったんだけど年をとってからの武藤は好きでした。
これもスカパーだったかと思いますが「猪木祭り」ってのがいつかの大晦日にあって
(まだ地上波が扱ってない最初の、だと思います)
そこで、武藤が高田とタッグを組むという禁断コンビ!?もあったりして、
(たぶん武藤はこのとき初めて剃髪で登場したんだと思うけど)
とにかくこの瞬間から好きになったわけです。
なんていうのか、本当に色気のある人ですよね、武藤って。
と、そんな全日も今では秋山が社長やてるらしいからやっぱ面白いですわ。プロレス界。
やや脇道へ逸れて総合格闘技。
すこし上述しましたけど、結局プロレスへ興味が回帰するとどうしても「伝説のUWF」みたいな話にいっちゃって
(プロレスを一緒に見に行ってくれたその知人も結局そっちが大好きだった)
そこを紐解くと、やっぱりその「U系」の流れがグレイシーやら誰やらと対戦することになり
時代はいつしかPRIDEになったりするわけですが。。。
やはり「高田がヒクソンに二度も敗れた」はけっこうな話題で、その意味では桜庭の登場は鮮烈でした。
この人は手動と同世代(船木なんかも)だったりするから、尚更思い入れも深くなったりで。
なのでシウバにぼこぼこにされたのは相当にショックな出来事だったです。
で、PRIDEと言えば細かく階級分けされるまではほぼ毎回スカパーPPVで見てたし、
高田の引退試合(田村と対戦した)も勢い余ってドームまで見に行っちゃったり。とか。
そう。PRIDEとかとは全然関係ないけど、鈴木みるのがまだパンクラスの頃に
ライガー(山田恵一)が乗り込んで対戦した!?なんてのも覚えてますわ。
(本当は佐々木健介がそのリングにあがるはずだったんだけど、確かその代役だったか気がします)
結局この辺の世代の人たちは入門当時からの繋がりの人たちだから、
こういった「何十年ぶり」みたいな対戦も感情移入がし易くて面白かったのかも知れません。
などなどなど。
ちょっと思い出すままに書くだけでも色々広がるんもんです。
(時系列とかバラバラですみません、誤った記憶も多々あるはずですが予めご容赦を)
自分にとってこういうのは、例えば音楽への触れ方?にも似てるところがあって、
アホみたいに嵌ったと思ったらあっけなく興味が引けて。。。
そして忘れた頃にまた(数年、数十年分の経過時間が余計それらを美化させて)そこへ立ち返って。
のように。
にしてもね。なぜにプロレスってこんなに面白いんだろうか。
あれだけ分かり易く、そしてあんなに感動させられるものって一体何なんすかね。。。
なんてしみじみ思ったりして。
昨今も昨今でまたかなり人気が出てきたみたいだし、昔好きだった人間には嬉しい限り。
とにかく会場に行って実際にを観たらとってもとっても楽しめると思いますわ。
などとダラダラ書いてたら「アントニオ猪木VSストロング小林」が無性に見たくなった!!。
動画サイトで探してみましょうかね。