de-do | 室蘭情報　日日是好日

【地名由来】
　赤褐色を帯びた断崖に太陽が映えるときは、金屏風を立て連ねたように見えることからこの名を呼ぶようになった。
　金屏風の名称は昭和５年８月室蘭外海奇景命名協議会が正式に名づけて室蘭俯瞰図に収録したのが最初である。
　金屏風付近にはニオモイ、アトカニと呼ばれるところがあり、ニオモイは小さな入江をなしており、時化どきになるとおびただしい漂流木がたまるので、そう呼んだといわれ、寄木湾という名もある。
　アトカニは「われら矢を射る所」という意味で、アイヌたちはこの場所を通るときに、魔よけのためそこの崖や岩などに矢を射こむという古くからの習慣があったらしい。
　トッカリショの夜空に２つの月が出た際、このアトカニ岩から銀の矢を放って虜の月を射落としたという伝説の場所である。