中空土偶
普天間問題とかでやかましい。そもそも問題なのかは知らん。
いや、鳩山さんの虚言が問題なのか。でも虚言でもあるまい。
思ったとおりにしゃべってるだけでしょ。ね？
そうそう何度も口にはしませんよ。「命がけで・・・」なんて。
去年、投票者の多数が「自民党はもういいやー」で民主党に投票した。
期待をした、ということでもなかろう。
ただ「自民はもういいっす」が大半だった・・・
かは知らんが私なんぞはそうだったよ。
で、アレかい。今度の参議院選挙で
「民主党はもういいやー」でXX党に投票した。
期待をした、ということではなかろう。
ただ「民主はもういいっす」が大半だった・・・
なーんてことになっちまうのか私は知らん。
（XXが代入可能な変数ならまだ救われますが）
まぁともかく埒はあきませんね。
所詮は人がやること。人が何かを選ぶなどというのはこういうことですわ。
だからって「じゃあ何もしない（投票もしない）」はダメー。
昨年とある知人がまさにそんな態度だったので
「嘘でもいいから投票してみーよ、変わるか変わらんかなんてグタグタ考えないでとにかくさ」
「更にその後の『関心』も変わるぞ」
などと述べてみた。
後日、その知人は投票したのですね。
そして投票した数日後
「確かに変わりましたね、『関心』も確かに変わってきたように思います」
と。
更に数ヵ月後、知人曰く「実は・・・・みんなの党の党員になっちゃいまして」だって。
ははは。
あららら、そこまで変わっちゃうのかい。
と背中を押した俺が驚きだよ！という話。
（よくわかんないけどそれを聞いた俺は凄く嬉しかったなー）
で、今では。
「いつか、裏方で政治に関わってみるのもいいかなー、なんて思ってます」
などと知人は言う。
あ、そうそう。
「あ、わたし室蘭市長になりますんで」
などとおっしゃる知人もおりますけれど。（余談）
まぁともかく埒はあかなくとも人はいつか死ぬからね。
だから生きてる間になんかしようとか関心もったり動いたり、なんてのはいいんじゃないかって思います。
福澤諭吉翁が「学問のすすめ」で次のようなことを書かれてます。
国民ってのは一人で二つの役割を担ってるようなもんだって。
一つは「自分の代理として政府を立てて国内の悪人を取り締まって善人を保護すること」
もう一つは「政府との約束を固く守ってその法に従って保護を受けること」
だって。
含蓄ありますね。納得です、唸ります。
自分が自ら関わらないこと（とその時は思ってるだけ）を好き勝手言うのは、
所詮天に唾するってもんですよ。
いつかその唾は自分の顔にかかって、おもっきり「関係あること」になっちゃうんですから。
はい、今日は右、黒、上、ゼロ。
はい、明日は左、白、下、ワン。
おいおい、それじゃあずっと変わらないでありますよ。
改めて私達が担ってる「二つの役割」を考えてみるってのはどうだろうか。
以上、戯言。
何れウィトゲンシュタインなんぞにも触れてみます。
