「むろらんプレミアム付き商品券」について考える
ども^^ むろさん です。
「むろらんプレミアム付き商品券」についてちょっと考えてみました。
考えたというよりは、買えなかった人間のボヤキだと思ってスルーしてください。
「むろらんプレミアム付き商品券」とは?
室蘭商工会議所のホームページから、ざっくりまとめてみると・・・
・現金10,000円払うと、12,000円分の商品券が貰える。
・商品券は室蘭市内のお店(登録店のみだが、400件以上ある)で使える。
・商品券で支払いするときにお釣りは出ない。
・使用期限は11月30日まで。
というものです。
ん? それじゃあ、このプレミアム分って誰が負担してくれるんでしょう?
ネットで調べてみたら、「主に自治体が負担することが多い」とのこと。
ってことは、室蘭市が負担してくれるんすかね。凄いね♪
もしくは、いったん市が負担してから国に「これだけプレミアム分を負担したから補助金ください」 って国にお願いするんすかね。 いずれにせよ、我々消費者の消費を刺激するために、いろいろ頑張ってくれてることは感謝ですね。
ふむふむ。
まぁ、20%のプレミアムってどうなんだろうね・・・
と思ったんだけども 現金50,000円払えば、60,000円の商品券になるので、
1万円(商品券)がタダでもらえるってことに なるよね。
そう考えると、グググっとお得感が増してきますね^^
割引率という目線で計算してみると?
なんとなく全商品20%引きで買える っていう感覚になりがちですけども・・・
12,000円の商品券を10,000円で買ったんだから・・・
計算すると・・・ (12000-10000) ÷ 12000 ≒ 0.1667
ってことは割引率としては16.67%引きってことになるんだなぁ。
算数って難しいなぁ。。。
プレミアム付き商品券の概略については、なんとなく理解できたような気がします。
それじゃあ、この商品券を購入するにあたって、大切なことは何か?
「期限までに全て使い切ること!」
当たり前だよね^^
期限過ぎてしまうとただの紙切れ。 お金を捨ててしまったようなものです。
なので、商品券買ったら、必ず使い切ることですね!
もう1つ。私が思う大切なこと。
それは「買いたいモノの金額よりも少ない商品券を買うこと!」です。
買いたいモノの総額が6万円を越えている場合は、5万円で購入した6万円の商品券をきれいに使いきれるので、まったくの無駄がありません。
しかし、なんとなく明確な買いたいモノが無いのに「お得な商品券だから」と思って買ってしまうと・・・ 使用期限間際になって「商品券を使わなきゃ!」という状態になりがちです。 あと、現金じゃないので、財布に商品券が入っていると普段は買わないのに「ちょっと高いお肉を買おうかしら」とか「商品券あるから外食でもしようか」と、ついつい贅沢をしてしまいがち。
要するに、明確な購入目的が無い場合、商品券があることで「予定外の出費を生み出してしまう」ということなんです。
これがまさに国が進めている「国民の消費を刺激する作戦」にまんまとハマってしまった状態なんだと思います。 あ、いや。決して国の作戦にハマっちゃいけないと言いたいわけではなくって、むしろ作戦にハマったほうが日本経済は潤います。 どんどんハマるべきなのかもしれませんが、結果的に予定外の出費をするのは使った人(私たち)だということをお忘れなく^^
私の場合は11月30日までに「総額6万円以上のモノを買いたい」という明確な予定がなかったので、結局商品券を買わないことにしたんです。 まぁ、なんだかんだで11月末までに6万円以上の出費は必ずあるんですけどね。 「コレが欲しい!」っていう気持ちがなければ、予定外の出費が増えそうなので、悩んだけども買うのをやめたのです。
んー なんだかダラダラと文章が長くなってきたなぁ・・・ でも、もう少し続けますかー!
次は販売方法について考察してみます。
商品券はどうやったら買えるのか?
これまた室蘭商工会議所のホームページを見てざっくり纏めてみると・・・
・往復はがきを用意して切手を貼る(自己負担)
・往復はがきに個人情報を書いて、購入するセット数と買いに行きたい販売場所を書く
・返信はがきが届き、購入できるセット数と購入場所が指定される
(予約が殺到すると、購入できるセット数が減ったり、買いに行く場所が変えられてしまう)
・販売場所へ返信はがきを持っていき、現金と返信はがきを渡して商品券をもらう
うーん・・・ メンドクサイね^^;
室蘭民報の記事に興味深い内容が書かれていました。
要約すると、「販売数を全部で65,000セットを用意していたけど、予約販売の締切1週間前で 1,920件という少ない予約状況」という内容でした。 この記事を見て「やっぱり、みんな面倒だったんじゃないの?」って思いましたもの。もしくは商品券の予約販売が市民に知れ渡っていないのか・・・
結局、締切時点でどれくらいの予約総数になったかはわかりませんが、 仮に2,500件の予約販売があったとするならば・・・1件当たりは最大5セットとして、12,500セットとなります。これじゃあまりにも少なすぎるか・・・? 多く見積もると、子育て世帯は最大10セットを購入可能なので、予約した人が全員子育て世帯とするなら 25,000セットが予約販売されたことになり、40,000セット余ったということになります。 予約購入数を多く見積もっても、かなりの数が余ったということは、今回の予約販売方式は あまり評判が良くないということになりますよね。
平成21年に同じような商品券を発行したときに、予約なしで販売したところ、ものすごい混雑して 多くの人を待たせてしまった。 こういう過去の反省があって、このような予約制にしたんだそうです。 たしかに、この往復はがきによる予約制はとても原始的だけども、確実に手に入れることができるよね。
でも・・・予約制にした結果、商品券が大量に売れ残ったというオチ・・・
消費者目線だと、「なにやってんだよーもう!」って思っちゃうけど、主催者(商工会議所)側の 目線に立つと悩みに悩んだ方法だったと思います。
「消費者の皆様に迷惑をかけないように販売するには?」
「少しでも多くの市民の手に届くようにするには?」
「主催者側の手間(人件費)を極力かけないようにするには?」
・・・難しいよね。
個人的には、ホームページとかメールとかスマホアプリとか、ネットを使った販売ってできないのかなぁって思うんですけどね。 商工会議所のホームページに掲載されていたQ&A集に 「Q:インターネット予約はできないのですか?」 「A:できません。今回は採用を見送りました」 と書いてあったんです。 ということは採用を見送った理由があるはずですね。 技術的に無理だったのでしょうか? ちゃんとした仕組み(システム)になっていないと、悪用されたり室蘭市民以外の人に流用されたりする可能性があるから、なかなか難しいのかもしれませんね。 いろいろ課題はあるんでしょうけれども、せめて往復はがきだけじゃなくって、メールによる予約受付もしてほしかったなぁと個人的には思います。
で・・・
予約販売で商品券が余った?
ので、8月8日から11日の4日間の間で、追加販売が行われました。
販売日程は以下のとおりです。
・・・8月8日 1,800名
・・・8月9日 1,800名
・・・8月10日 700名
・・・8月11日 700名
合計5,000名
セット数でいうと、1人5セットまでなので、25,000セットを追加販売ということになりますね。 ん?ってことは、さっき私が予約販売で余った数を40,000セットと予想していましたが、予想はハズレたみたいです。 25,000セットを追加販売したってことは40,000セットが予約販売で売れたってことになるんですね。
そして衝撃を受けたのが、この追加販売で長蛇の列ができたということです。
室蘭民報の記事になっていました。 なんと追加販売の初日に2千人以上が並んだとは!?
混雑を避けるために予約販売をしたら商品券が売れ残り・・・
残った商品券を追加販売したら買い求める人が行列を作り大混雑した・・・
なんとも困った状況ですよね^^;
予約販売時は1世帯での購入制限があったけども 追加販売のときは制限がなくなり、予約販売で購入した人も買うことができるんだそうです。 それを知った私は 「え?それじゃあ予約販売ってなんだったの?」って、無性に悲しい気持ちになりました。
同じ人で、予約購入した後に、追加販売の4日間で毎日買いに来たら 5万円×5回=25万円の購入で30万円分の商品券を手にすることができることになります。 極端な例で商品券を最大どれくらい買うことができるのかを計算してみますと・・・ 子育て中の夫婦2人と親2人が同居している世帯の場合、 予約で10万円支払い12万円の商品券をゲット、これに加えて、4人で4日間毎日買いに来たら ・・・5万円×4人×4回=80万円を支払い96万円の商品券をゲット(16万円分のプレミア)。 予約販売と追加販売を合計すると90万円の支払いで108万円の商品券(18万円のプレミア)をゲットできることになります。
うーん。 これだけの金額を一度に支払えるのはなかなかのお金持ちですね・・・ 羨ましいです。 でも、ここまでやったら18万円相当の商品券をタダでもらえるのですから、ひょっとしたらこういうことやってる人もいるのかもしれませんね^^;
例えばマイホームを建てる(買う)人が居て 新居内の家電(テレビ・冷蔵庫・エアコン等)をそろえるのに100万円 の費用がかかる場合を考えると。 18万円の商品券による補助があるのはかなり大きいよね。 使用期限の11月30日までに購入する予定があれば、そりゃーどんな手を使ってでも商品券を大量購入したくなりますわね。
ふぅ・・・
なんだかとりとめのないダラダラとした長文になってしまいましたが、室蘭市における商品券の販売方法には少々改善の余地があるような気がしますね。 「こうすれば良い!」という提案ができればいいのですが、なかなか妙案がでてきませんので、上手く〆ることができないのが悔しいです。 少なくとも、スマホなどが普及してきてネット社会となっている現在ですから、ネットを使った販売の仕組みが欲しいと思います。
それにしても・・・
商品券65,000セットが完売したってことは、商品券の販売によって、室蘭市(商工会議所)に6億5千万円の現金が集まって、7億8千万円分の商品券が配られたってことですもんね。
室蘭の人はお金を持ってるってことがよくわかりました^^
また次回、商品券の販売が行われたら、次こそは購入しようと思います!