失われたXX年。。
なんて表現があったように思うけど「勝手に失われたことにすな!」
などと冗談交りに怒る知人が何人かおりますわ。
これはどういうお年頃に90年代から2000年代あたりを過ごしたか。。
にも大きく関係するんじゃないかと思うけど。
ある世代(知人たち)にとっては「失われた」なんて一言で氷河期etcの困難な状況や時代性を
仕方のないことのように押しつけられても困るんだよねー。
とまぁ、そういうことになるんじゃないかと思うけど兎にも角にも。
別にそういう難しい話ではねーのです。
ただただ、失われたのは・・・私にとってのほぼ丸二日。
そんな他愛もないお話。
先日色々思うところあり近所のdコモショップに立ち寄りまして。
長きにわたりありがとう、ガラケー様。大変お世話になりました!
まぁつまりは観念したわけですよ。うひょひょ
通話とメールがもっぱらでたまに最小限のウェブ接続はしてたのだが世はスマホ全盛・・
(ってもう何年前からの話だよ)。
のぞけるページも使えるサービスも減り続け、まさに絶滅危惧種状態。
それでも先立つイニシャルコストの高さと、目眩確実と想像されるUI変化への煩わしさから、
別にいーや。。などと背を向け続けてきたのだが。
(ほんとにデジタルギアというのかガジェットというのか、まったく興味がないヒトなんですわ。アタシ)
もはやここまで。。。と悲壮な決意!?を胸に行ったわけ。
一日目。
機種変更ならびにちょっと思うことあって通信データ量の共有並びに再利用のための取り込み!?
のご相談(所謂WiFiルータ・・・dコモとかキャリアのって高いのは承知の上で)。
あとはそんな気はなかったけれどdコモ光への乗り換え提案もされて云々かんぬん。
ぼんやりとした相談ながら、対応してくれた店員さんは、もしも変更した場合のコストメリット等を
色々と懇切丁寧に説明してくれたのでした。
とは言っても、それは全体像からするとごく一部のメリットで・・・まぁ相手も商売ですからね。
こういう損益分岐は何年のBSとPLで見るかが大事。
2年かそこらの優遇措置が途切れたらどうなるの。。。ってところも重要なのです。
とか思いながらも、今現在の負担もそう安くはない。
あまんじて放置もしておられぬわけで、まぁ致し方なし。
待ち時間1時間。相談が1時間。
二日目。
数日後。平日昼さがり。事業主みたいな人だから仕事の合間にまたふらりと立ち寄った次第。
色々検討したので契約変更しますわ。
などと、これっぱかしも検討なんかしなかったくせに(その油断が後の災難の遠因の一つなのですが)
考えたふりだけして再びショップを訪ねたよ。
いやいやいや。一応機種選定については考えました。
どうせ最初は使い方もちんぷんかんぷんだからより多くの周囲の人々が使っていそうなもの。。
いわば長いものには巻かれてやるぜ!というのか、どうか巻いちゃって下さいよ。と言うのが
我が家の家訓でもあったりするので、そこらへんは家訓に従い3分かそこら考えて決断。
結論はいたって簡単。みな林檎なので林檎に。特に思い入れもないけれどまぁいいや。
にしても。
店頭説明時における「安く買えるスマホ(実質月々数百円ですよ!とか)」のような表現。
この先の諸々の割引きを勘案し全部足し引きして割り返して平均して見れば。ということだろうけど、
どうしたって先立つ本体価格のその出費の大きさは頭に入ってこないのだ。。
何やらその本体価格は色んな複合割引の複雑さに沈殿してしまい
「すごく安いじゃん!」と思えてもしまい。。
まぁとにかく。小さなその林檎は結局5万と数千円。あーガラケー様。。
とりゃ
というわけでプランの詳細は省くけど都合3件の契約に至ったわけです。
林檎への契約変更。データ共有の取り組み。そして固定のdコモ化(光)。
それらのプラン説明、途中でやめたらこれはなしです的諸条件のあれこれ説明等々。
(dカードのゴールドをもてばどれほどに有用か、なんかもとくとくと)
要した時間は約3時間。3時間って・・3時間ですから。
説明をうけた契約申込の類の書類はゆうに数十枚に及び、署名サインも約十数回。
(最後はまるで芸能人かスポーツ選手のようにさらさらさらっとね)
もうくったくた。疲労困憊。意識朦朧で最後の1時間は説明もよく覚えておらず。。
(なのだが、良い子の皆さんはけして真似しちゃいけませんからね。
どんなにくたびれてもそこは辛抱強く、集中力を切らさずきちんと説明の理解に努めようね!)
ってか、あたしゃ。それら説明をしてくれたその担当の方に感動すら覚えましたもの。
ほとんど機械と化したその説明口調と、滑らかな蛍光マーカーの塗り方(手の動き)。。
こんな膨大な契約事項や複雑怪奇で魑魅魍魎な料金プランを次から次へとあれこれあれこれ。。
こっちは自分のための数時間なわけだけど、相手にはその日の数人、数十人の内の一人でしかない。
それでいて、あんだけのスキルセットも求められ・・・どんだけ大変な仕事なんだろう。
てなことを、契約内容は半ばうわの空でけっこう真面目に思い続けておった次第です。
(オレ、絶対に無理。。)
とにかく帰宅後はぐったり。変な頭痛がしてその日はもう何も出来ずにお終い。
待ち時間30分。契約諸々約3時間。帰宅後のメール設定やら何やら数時間。
うりゃ
三日目。
やっぱり詳細は省くけど林檎本体ではないことでちょいとアクシデントが発生。
カスタマーサポートへお電話する羽目に。わたしはこういうところへの電話が大の苦手。
次々とかわってゆく担当。都合男女4名の方達と会話することに。。
とほ
担当が変われば説明はまた一から、となってしまうわけで、これがなかなかに重労働。
サポートはする方もされる方も案外と大変なことなのだ。
にしても。なんで、なんで、なんで。。ただわたしはガラケーを林檎にしただけやんか。
まぁね、まぁ色々ありますよ。色々あるのはいいんだけど、でもけれどしかし。
ここにきて根本的な不安が立ちあがりはじめます。
「そもそも前日の契約は大丈夫なのか!」という、根本の。
何度かのカスタマーサポートとの電話のその合間、前日の契約を改めて確認。
なるほどね、改めてチェックしてみるといくつかあったわけだよ。
ちょっとした「抜け」というのか何というのか。
仕方ない。こんな複雑怪奇なものをわずか3時間そこらで完遂させようと言うのだから。
(もちろんあっちゃいけないんだろうけど、こっちはそこまで困るほどでもなかったから)
そうか、なるほど。前日わたしはこういう料金プランで、これこれこんな申込をしたのか。
などと間抜けな頭で間抜けなことを思ったりしたわけだ。
ふむふむふむ。
で最終局面。カスタマーサポートから再びもらった連絡は上席ふうの方からお電話。
それまでの個別の担当とはまた雰囲気も違って、背景や経緯や状況の説明はもちろん、
ところどころつい挿しはさんでしまうこちらの心情的なことも。
例えば多少の不安や疑問やいら立ちなんかまで終始真摯な態度で聞いてくださったのでありました。
やっとすっきり。
いくつかの「抜け」もその流れのなかで無事に修正され問題は一応の解決。よかったよかった。
なのだが根本の不安は。。。
このやりとりはショップの方にも連絡がいったようで、ショップからもすぐにお電話が。
あれこれお詫びいただいたのだが、別にわたしは怒ってるわけでもなく。。
ただ、根本の不安を払拭すべく改めてお願いしたのは「契約内容をも一回教えて・・」ってこと。
うひょひょ
結局その数時間後。再びショップを訪れて申込内容等々の突き合わせをしました。
そのときの対応は見るからにより高スキルセット!?な店員さんが相手をしてくれて、
やはり懇切丁寧に、一からシミュレーションもしてくれたのでした。
内容にも(やっと)納得して、最後は「ありがとう」と言ってその場を去った私なのだが、
なんで私が御礼を言ったのかは謎。
まぁとにかく。そんなこんなでその日は完全に丸一日。こんなことだけで潰れてしまった次第。
うへぇ
カスタマーサポートとの電話が待ち時間含め数時間。
契約申込書類の添削!?に約1時間。
再びショップを訪れての再確認などなどに約2時間。
ぐったり率は前日比で500%↑くらいの疲労。。
とどのつまり。
わたしの興味は、望まないアクシデントあればこそそれなりに真剣に!?向きあわざるを得なくなり、
その興味あればこそ、事細かなシミュレーション説明の理解にも得心できた。。
とまぁそんな話ですわ。
ほんとバカでしょ?バカなんですよ。ほっほっほ
とにもかくにも終わったから、めでたしめでたしです。
って・・・何にもめでたくないんだけど。。。
失われた、わたしの大事な大事なほぼ丸2日はどこへ行ったんだっけ。
いまどきの世の中の少なくとも経済的な諸活動とはかくも複雑なものでありましょう。
こういう複雑さを積み上げて築いたうず高き防護壁が守るものとは一体何(誰)なんでしょうな。
10001円を得るのに10000円かけたって、得は得だろう。という徒労。
そこにかかるコストって実は巡り巡って・・・という詮無い想像は止めておきますわ。
また変な頭痛がしそう。
うっしゃっしゃ
などと、疲れたはてたそんな時はゴルフの結果でもチェックしときましょうや。
[RIZAP・KBCオーガスタ 2016]
よーしよしよしよしよしよし。
2日目終わって我らがリョー・イシカワってか、石川遼が単独首位っす!
やるねー。素晴らしいわ。
残念ながら弟の石川航アマは+21で予選落ちだったけど、まぁともかく。
やっぱり石川遼が活躍してくれると、わたしはただただ素直に嬉しいのでありました。
林檎に変えたそんな日に、たまたま偶然に買ったりんご。
↓
椎名林檎もリンゴ・スターも大好きですが。。
りんごと言えば、辻沢杏子が演じたリンゴちゃんは「翔んだライバル」だっただろうか。
って古いよ。