家事と在庫管理の間 その1 食品編
こんばんは de-do2号です。
久しぶりの投稿です。
2011年はタイトルにつけた「在庫管理」に関する仕事をずっとやっていました。
「適正な在庫を持ち、すばやく・正確に出荷する。」
のような事を考えて、色々な仕組みを作りました。
で、一見仕事とは全く関係ない「家事」で、この「在庫管理」の考え方と仕組みを相当使っている事に気付き、ちょっと書いてみよう思います。
今日は、多くの主婦の方は実践しているであろう食品についてです。
皆さんは、食品をどのように購入して保存していますか?
まずは購入から
私の購入する店(在庫管理用語で言う所の仕入先)は、大まかに以下の分類になります。
日常
- 近くのスーパーA
- 近くのスーパーB
- 近くのデパ地下
たまに
- コンビニ
- 通販(決まった2箇所)
- その他出先
ということで、日常は3箇所程度です。
一日に複数個所行くことはほとんどありません。その日の行動で、近い所を選ぶのが殆どです。
ただし、目的の商品がある場合は、その有無、品質、価格で決めている事が分かりました。
なんとなく考えてみると優先順位は
有無>品質>価格
購入(在庫管理用語で言う所の仕入)するものは
- その日に使う物
- 常備品で切れかかっているもの
- とりあえず使い勝手の良い肉
- とりあえず使い勝手の良い野菜
- お菓子 OR その日に良い感じの果物
- 飲み物
のような感じです。
あんまりメニューを考えて買い物に行くことはないので、「1.その日に使う物」は、店に行って決めてます。「2.常備品で切れかかっているもの」は、記憶が頼りです。「3と4の使い勝手の良い肉と野菜」は、何時使うか分からないけど、その日の気分で適当に買います。「5のお菓子と果物」は、その日の気分且つ価格で決める。「6.飲み物」は切れかかっていれば買います。
と、いたって普通だと思いますが
これを会社の在庫管理に置き換えて考えると、結構難しいことになってしまいます。
買う物 | 家事 | 会社の活動 |
その日に使う物 | 料理のメニューを決め、それに合わせ、家にない物を買う | 生産計画 や 出荷の予定 在庫の引当 |
常備品で切れかかっているもの | 常備品の在庫確認 買っておいたほうが良いという見極め(残量と販売価格で決める) |
補充点の設定、現在庫の把握 |
とりあえず使い勝手の良い肉 | 明日か明後日使うかな? | 需要予測 |
とりあえず使い勝手の良い野菜 | 今週使うかな? | 需要予測 |
実は「料理のメニューを決め、それに合わせ、家にない物を買う」は、結構高度なことなのです。
料理のメニューを決める ・・・ 家にある食品の在庫を賞味期限を見据えて、なお且つ食べたいもの・栄養バランスまで考える
それに合わせ ・・・ メニューに必要な材料を記憶している
家にないものを買う ・・・ 家にある在庫を把握している
ね、結構大変でしょ?
在庫の日付管理と、先入れ先出しまで考慮しなくてはイケないのですから・・・。
普通の家にある食べ物なので、それほど種類も多くはないですし、ある程度は記憶できるので、まぁよしとしていますが、これが商売となると、結構シビアです。
特に食品は、消費期限(賞味期限)が短いので、管理しておかないと大量のロスを生むことになったり、在庫がないために販売できない、生産できないなど、良いことはありません。管理しておけば、購入計画も立てられるので、仕入価格も仕入に必要な作業も調整がつけやすくなります。
これは家事における買い物でも同じことですね。
長くなるので、今日はここまで